運営者
Administrator
VARIED 代表
長谷川 貴大 Takahiro Hasegawa
広島県出身、兵庫県在住。
自らも鹿や猪を狩り、解体までを行う。
生きた状態から製品までの全ての工程を目で見て、
指先で感じてきた経験から、どの様な製品に革を活用したいかを
ご相談いただければその用途に沿った最適な革の案内が可能。
指先で革に触れれば、その革の特性をある程度瞬時に
判断することができる特技を持つ。
Hunting
狩猟方法
駆除だけを
目的とせず
命をいただく
We take life, not just
for the purpose of
extermination.
VARIEDが扱う革はその全てが国内産且つ、
狩猟時に電気ショックを使用しておりません。
電気ショックは比較的安全且つ効率的に駆除を行えるため、
駆除のみを目的とした場合に有効な手段となり得ます。
しかし、電気ショックで駆除された害獣の皮や肉は焼けたような状態となり、
萎縮し製品としての活用には不向きです。
そのため狩猟方法は古典的な罠によるもの。
もしくは猟銃を使用する場合もヘッドショットを推奨しております。
「駆除だけを目的とせず、命をいただく。」
尊厳を以って狩られた害獣の革は、柔らかな質感を保ちます。
Processing
加工方法
活きた状態で
瞬時に
冷凍保存
Live and
instantly frozen.
皮は、常温のまま放置していると、
すぐに腐敗が進んでしまいます。
腐敗が進んだ皮は加工した後も革質が悪く、強度が落ち、
穴が開きやすくなるなど悪いことしかありません。
そのため狩猟後は早急に皮を剥ぎ、剥ぎ終わった後の原皮も放置せず、
45分以内に冷凍庫で保管することを徹底しております。
限りなく鮮度の良い状態でタンナーに送り届け、
活きの良い革に生まれ変わります。
使うほどに
馴染み
深みが増す
The more you use it,
the more familiar and
deep it becomes.
皮を剥ぎ取ったままの状態(原皮)から、革へと変貌させる工程の中に
「なめし」という工程があります。
なめしは、皮になめし剤を使用し皮内部の構造を化学的に安定させ、
急速な腐敗や硬化を防ぎ、革へと変化させます。
なめし剤には複数の種類が存在し、
現代では鉱物を使用したなめし剤のクロムなめしが主流となっております。
クロムなめしは作業効率が高く、
化学的な発色の色合いにも加工が可能です。
その反面、革特有の経年変化が楽しみにくいです。
VARIEDの革は、自然由来のなめし剤である「タンニンなめし」で
加工を行っております。使用するなめし剤も特製のものを使用しております。
それにより、自然な風合いの革に仕上がり、手触りもより優しくなります。
そしてなにより、経年による表情や質感の変化が存分に楽しめます。
Next Page